腕時計の撮影方法!おしゃれに"魅せる"写真を撮るポイントは?
更新日:2023年01月25日
腕時計を撮影したい方々向けに、下準備からライティングや背景、構図などの撮影方法、さらに風防の映り込みへの対策などを詳しく紹介しています。また、時計撮影でおすすめの撮影会社もあわせて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
事前準備:商品に汚れや指紋がついてないかを確認
腕時計の撮影をする前は、商品に汚れや指紋がついていないかを確認しましょう。もし、商品に汚れや指紋がついていた場合は、ブロアーや布、綿棒などを使って綺麗にします。ブロアーはかなり勢いが強いので気を付けなければ時計ごと吹き飛ばされることがあるので注意が必要です。また、片手で持てるサイズのエアダスターなどもあるのでおすすめです。
汚れやほこりは、撮影後でも画像編集で多少は消すことはできるのですが、手間は確実に増えてしまうので、妥協せずにしっかりと掃除することをおすすめします。
時計撮影でおすすめの針の位置(時間)
時計の写真を撮る際、時計が一番きれいに映る「時針・分針・秒針」の位置、つまり時間は「10時10分35秒」です。
理由としては、針が上を向いていた方がポジティブな印象を与えられたり、ブランドロゴが隠れないように撮れる、秒針がない時計などもあるため針が何本あるかわかりやすいなどがあげられます。これはプロカメラマンの世界ではごく当然として知られていることで自分で撮影する時、少しでもよくとりたいと思うのであれば面倒くさいと思わずやってみてください!
撮影方法
ここからはおしゃれに、かっこよく撮るための撮影方法についてお話していきます!
光(ライティング)
まず一つ目は光(ライティング)についてです。ご存じの方も多いと思いますが写真撮影においてライティングは命といってよいほど重要になってきます。つまり、ライティングにどれだけ力を入れるかで全く違うようなクオリティに仕上がったり印象がガラッと変わったりします。ライティングの方法をかんたんに紹介していきます。
自然光
ライトなどの機材をそろえるのが難しい方やできるだけ簡単に撮影したいという方は自然光(太陽の光)を使って撮影するとよいでしょう。自然光は窓際など光が入る場所で撮影しなければならないので場所が制約されてしまうという欠点はあるものの、準備がいらない上に余計な色の入っていない綺麗な光なので綺麗に撮影することができます。
とはいっても時計は金属なので直接光を当てると光が強すぎることもあるので布や白紙を使って直接光が当たらないよう光の量を調整してみるとよいでしょう。
撮影用ライト
続いて場所を制限されずに撮影したい、ECサイトや宣材写真で見るような写真に挑戦したいという方はお金はかかりますがライトを使って撮影すると良いでしょう。時計自体は小さいのでまずは百均などにあるライトを使って練習してみるのもいいかもしれませんね。
ライトを当てるだけだと光が全体に行き渡らないので、暗い部分が出てしまいます。そうするとデザインが伝わりにくくなってしまうことがあります。そのため、レフ版や白画用紙、白い発泡スチロールなど光を反射するものを光源の対角線上に置き光を全体にあたるよう調整しましょう。
背景
時計はシンプルなデザインのものが多いので背景をにぎやかにしすぎてしまうと主役である時計の存在感が薄れてしまうことがあります。そのため、背景には時計が映えるような形にする必要があります。
コツとしては、時計の文字盤やベルト素材の色やデザインなどの特徴と同じような特徴を持ったものを並べることで時計の存在感をより際立たせることができます。また周りにものは少なめの方がシンプルでかっこいい雰囲気が出ます。
少し注意しておきたいのが写真にカメラや部屋の背景が映り込んでしまっては写真の世界観が台無しになってしまいます。そのため、時計のカッコよさを引き立たせるという意味合いでもマットなものを選ぶとかっこいい雰囲気になります。
また、撮影する時にしっかりピントが合っているか確認しましょう。時計は精密なデザインのものも多くピントがずれているとせっかくのかっこいい時計も台無しになってしまいます。そのため、ピントが合っているかは撮影時常にチェックしましょう。
構図
かっこよく時計を撮影するためには、「魅せ方」も工夫する必要があります。せっかくライトや背景を揃えたのに構図がしっかりしていないせいでなんだかだらしないというようになってしまっては嫌ですよね。
そんなことは起こさないように失敗しない構図をいくつか紹介していきます!
1.真上から
周りの背景に気を使わなくてよいので気軽に撮影するのに適している撮影方法です。風防の反射に気を付ける必要はありますが、オーソドックスでおしゃれな写真を撮ることができます。(風防の反射についてですが、この後解説いたします)
2.立たせて
立たせるためにはそれ専用の道具が必要なのではないかと不安に思う方も多いと思いますが安心してください!実はアクリル板、アルミバンドで代用できちゃうんです。
方法はアクリル板(もしくはアルミバンド)を丸めて腕にはめる部分に入れるだけ!こうすることで形を固定でき立たせることができます。これらの代用品は気軽に手に入れられるだけでなく、専用スタンドとは違って形を調整することができるので、様々な角度で撮影することができるという利点もあります。
3.腕につけて
腕につけて撮影するのも着用感のイメージが湧くのでおすすめです。外で撮りたい時など背景を写して撮ってみたり、自分の好きなように角度を決められるので手軽におしゃれでかっこいい写真を撮ることができます。
モデルにこだわりたい場合は、撮影業者とモデル事務所に一度問い合わせてみるのも良いかもしません!
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【モデル撮影】商品写真でモデルカットを撮るための5つヒント!モデルの見つけ方から撮影アイデアまで
4.アップとルーズ
時計全体を写して撮る方法とケース部分をアップで撮るという撮影方法もあります。どちらかといえば時計を売りたいという方向けの撮影方法です。
全体を写して撮る場合、全体像が分かるというのが一番の利点ではあるのですが特徴の出にくい撮影方法ではあるのでこの撮影法で特徴を出したいなら工夫が必要になります。
対してアップでケース部分を撮る場合、文字盤の細かいデザインや色がわかりやすくなります。
構図については以下の記事も参考にしてみてください!
関連記事
【保存版】写真を上手く撮るための構図15選|構図を活用するポイントもあわせて解説
風防の反射をいかに消すかが肝
一番厄介なのが何と言っても風防の「反射」です。撮影後の画像編集で消すことも可能ですが、きれいに修正するのは非常に難易度が高くまた手間になります。時計に限らず撮影における天敵である反射の対策としては、スマホやカメラのレンズ部分だけが見えるような黒いブロックを作ってみるとよいです。
これを使うことで黒のブロックが風防に反射するので綺麗な状態で撮影することができます。これによりスマホやカメラの輪郭の反射、自身の手や顔も遮ることができるでしょう。
腕時計撮影は難易度が高い!
いろいろ撮影方法やコツを紹介してきましたが、結構難易度が高そうだなと感じた人も多いかもしれません。反射素材が多い時計はもし自分でやるのが難しそう、思ったような写真が撮れない場合は、撮影のプロにまかせてしまうのも良いかもしれません。
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まとめ
今回は腕時計をおしゃれに撮影する方法をご紹介しました。
内容としては、撮影の準備からライティングや背景、構図などの撮影方法、さらには風防の映り込みへの対策などをご紹介しました。時計の撮影は精密な商品ということもあり、かなり難しそうと感じた方も多いかと思います。もし、自分で撮影する機材や場所、自身がないという方は商品撮影代行サービスで頼んでみるというのも一つの手段だと思います。是非こちらの記事を参考にかっこいい腕時計の写真を撮ってみてください!
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よくあるご質問
Q
腕時計のおすすめの商品撮影会社は?
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A
腕時計の撮影はオンライン特化型の商品撮影サービス「TORUN」がおすすめ。TORUNなら商品を発送するだけで、高品質な商品写真を手に入れることができます。興味のある方はぜひ一度お見積もりください!
Q
腕時計の商品撮影に必要な機材は?
+
A
腕時計の商品撮影に必要な機材は、カメラ、三脚、背景紙、照明(自然光でもOK)、レフ板、ディヒューザー、小物の7つです。
Q
腕時計の商品撮影にあると便利なグッズは?
+
A
腕時計を撮影する場合は固定するのが難しいため、アクリル板やアルミバンドがあると撮影しやすくなります。
Q
腕時計の商品撮影のポイントは?
+
A
腕時計の商品撮影をする際は、腕時計の文字盤の針を10時10分35秒前後に合わせておくと、文字盤を美しく見せることができます。
Q
腕時計の商品撮影におすすめの構図は?
+
A
腕時計におすすめの構図は、①シンプルに真上から、②腕時計を立たせて正面から、③モデルを起用して上から、④アップとルーズの4つです。