EC事業者の方の中には「もっとおしゃれな商品写真を撮影したい」という悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。おしゃれな商品写真を撮影したい場合、最も重要視したいのが「背景」です。この記事では物撮りや商品撮影の背景パターン15選をご紹介。おすすめの背景グッズもあわせて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
物撮り・商品撮影とは
物撮り・商品撮影とは、ブランドの販促に利用する商品写真を撮影することです。
主にマーケティングで使われる写真なので、
・消費者の目にとまること
・消費者の購買意欲を湧かせること
・商品の情報を正しく伝えること
が重要になります。
また、ECサイトでは、商品写真が購入の決め手になることも多いので、消費者の目を惹くような魅力的な商品写真が必要です。
商品写真は「背景」にこだわろう
たとえ商品自体をきれいに撮影できても、背景が適当だと、商品よりも背景に目がいってしまい、商品の魅力を伝えることが難しくなるので注意しましょう。
また、背景にこだわることで、商品やブランドの世界観を表現することができ、おしゃれな商品写真になるのでおすすめです。
次の章では、物撮り・商品撮影におすすめの背景パターン15選をご紹介するので、商品やブランドのイメージに合わせて、背景を選んでみてくださいね!
物撮り・商品撮影におすすめの背景パターン15選
物撮り・商品撮影におすすめの背景パターンは以下の15個あります。
1. 白背景・白抜き
2. 色背景
3. 複数色を組み合わせた背景
4. 木目調
5. 大理石調
6. コンクリート調
7. タイル調
8. レンガ調
9. 英字新聞
10. レース
11. リネンやコットン素材の布
12. 人工芝
13. アクリル板
14. ライフスタイル・シチュエーション背景
15. デジタル画像を使った背景
それぞれ解説します。
1.白背景・白抜き
物撮りや商品撮影の経験が少ない方は、白背景がおすすめです。
白背景は、どんな商品とも相性が良く、商品の形や色などの特徴を正確に表現することができます。
白背景・白抜きについては以下の記事で詳しく解説しています。
白抜き・白背景の写真とは?必要な機材や撮影手順、写真編集ツールまで徹底解説
また、Amazonや楽天市場などのECモールに出品予定の方は、白背景・白抜きの商品写真が必須になるので、あらかじめ準備しておきましょう。
Amazonや楽天市場の画像規約については以下の記事で詳しく解説しています。
【2024年】Amazonの商品画像ガイドラインを徹底解説|サイズや設定のコツも
【2024年】楽天市場の商品画像登録ガイドラインと売れるポイントを解説|AmazonやYahoo!ショッピングとの違いも
2.色背景
いつも白背景で撮影しているという方は、たまには色背景を使ってみるのも良いでしょう。
色背景を使うポイントとしては、商品やパッケージと同系色の背景紙を使うと、統一感が生まれやすくなります。
また、与えたい印象によって、色を使い分けるのもおすすめです。
・レッド:情熱、強さ
・ピンク:可愛らしさ、優しさ
・イエローやオレンジ:明るさ、活発さ
・グリーン:癒し、安らぎ
・ブルー:冷たさ、清涼感
・パープル:上品さ、妖艶さ
・ブラウン:安心感、温もり
・ホワイト:清潔感
・グレー:落ち着き
・ブラック:重厚感、高級感
ただ、原色などの強い色を使う場合、背景の主張が強くなってしまい、商品に目がいかなくなってしまうため、以下のようにカメラを設定して撮影しましょう。
・シャッタースピードを遅くする
・絞り値を小さくして撮影する
3.複数色を組み合わせた背景
複数色を組み合わせた背景もおすすめです。ただ、色を使いすぎると商品に目がいかなくなるので、最大でも3色ほどに抑えましょう。
商品やパッケージが複数色で構成されている場合、同系色の背景紙を使うと、まとまりが出るのでぜひ参考にしてみてください。
商品ジャンルとしては、コスメやアクセサリーの撮影にぴったりの背景です。
4.木目調
木目調の背景は「背景紙を使う場合」と「木板を置く場合」の2パターンがあります。
背景紙の方が手軽に使えますが、プリントされた木の色や模様、光沢の有無などによって、同じ背景紙でも与える印象が大きく異なるので、事前に確認しておきましょう。
背景紙ではなくリアルな木板を使いたい場合は、通販などで簡単に購入できるので、ぜひチェックしてみてください!
5.大理石調
大理石調の背景は、高級感や豪華さを演出したい場合におすすめです。
本物の大理石を使うのは難しいですが、背景紙であれば手軽に高級感のある商品写真を撮影できます。
大理石調の背景は、高級なアクセサリーや高級料理などの撮影におすすめです。
6.コンクリート調
コンクリート調の背景は、落ち着いた雰囲気があり、商品を引き立たせてくれます。
コスメやアクセサリーはもちろん、アパレルの撮影にもおすすめです。
アパレルの撮影をする際は、事前にコンクリートの壁がある場所をチェックしておくと良いです。ただし、私有地などは撮影許可が必要な場合もあるので注意しましょう。
7. タイル調
タイル調の背景は、明るさや清潔感を演出できるのでおすすめです。
また、自宅の洗面台やお風呂場でタイルが使われている場合、背景紙なしで手軽に撮影することができます。
商品ジャンルとしては、バスグッズやオーラルケアグッズなどの撮影で使うのが良いでしょう。
8. レンガ調
海外風な写真を撮影したい時は、レンガ調の背景を使うのが良いです。
本物のレンガで撮影するのは難しいため、レンガ調の背景紙を使って撮影しましょう。
背景紙を選ぶ際は、かっこいい雰囲気を出すなら「濃いブラウンカラーのもの」を、清潔感を出すなら「ホワイトカラーのもの」を選ぶのがポイントです。
9. 洋書・英字新聞
英字新聞や洋書は、通販などで安く購入でき、かつ簡単におしゃれな商品写真が撮影できるのでおすすめです。
また、背景としてだけでなく、小物としても使えるため、あらかじめ購入しておけば、様々な撮影で活用できます。
特にアクセサリーやスイーツとの相性が良いので、ぜひ一度試してみてください!
10. 鏡
鏡を背景にすると、幻想的な雰囲気の商品写真を撮影することができます。
鏡を使った撮影は、一見難しく思われますが、写り込みにさえ気をつければ簡単に撮影できるので、ぜひ参考にしてみてください!
11.リネンやコットン素材の布
リネンやコットン素材の布は、自然特有の温かみが感じられ、背景に使えばナチュラル感を演出できます。
また、わざわざ撮影用に購入しなくても、小さめの商品であればベッドシーツやひざ掛けなどでも代用可能です。
もし大きめの家具を撮影したい場合は、大きなサイズの布を購入し、天井から吊るして撮影してみてください。
12.人工芝
人工芝を背景に撮影すると、アクティブな印象を与えることができます。
商品ジャンルとしては、スポーツ用品やアウトドア・レジャーグッズがおすすめです。
人工芝の場合、天気が悪い日でも屋内で撮影できるので、ぜひ上記のような商品を取り扱っているEC事業者の方は試してみてください。
13.アクリル板
アクリル板には、「透明なもの」と「色や光沢があるもの」の2つの種類があります。
透明なものの場合、商品を浮かせて撮影すると、商品と背景との間に距離が生まれ、商品にのみピントを合わせるなどの演出ができます。
一方で、色や光沢があるものの場合、商品を反射させて使うことで、未来的かつ機械的な印象の商品写真になります。フィギュア人形のように、立体的に見せたいものを置くと効果的です。
14.ライフスタイル・シチュエーション背景
自宅にあるインテリアを背景に撮影するのもおすすめです。
商品の使用シーンで撮影することで、消費者に購入後のイメージを持ってもらうことができ、売上アップが期待できます。
ただ、あまりにも背景がごちゃごちゃしていると、商品に目がいかなくなるので、撮影する際は背景をぼかしたり、背景にあまり物を置かないようにしましょう。
15.デジタル画像を使った背景
競合と差別化したい場合は、デジタル画像を使った背景にするのも良いでしょう。
デジタル画像を使った背景については、以下の動画で解説しています。
物撮り・商品撮影のおすすめ背景グッズ
続いて、物撮り・商品撮影のおすすめ背景グッズを紹介します。
・背景紙
・背景布
・リメイクシート
・PVCシート
・撮影ボックス
一つずつ見ていきましょう。
背景紙
物撮り・商品撮影の背景グッズの中でも、最も手軽で使いやすいのが「背景紙」です。
Amazonや楽天市場などの通販で簡単に購入でき、色やデザインも豊富なので、使用目的や商品・ブランドの世界観に合わせて選ぶと良いです。
コストを抑えたい場合は、自宅にあるコピー用紙でも代用可能ですが、水には弱いので、撮影する際は水気を拭き取って撮影しましょう。
背景布
背景布の場合、背景紙よりも高級感や上品さを演出することができます。
また、背景布を置く際に、ひだを作ることで、よりおしゃれ度がアップするのでおすすめです。
前述したように、ベッドシーツやひざ掛けなどでも代用可能なので、ぜひ一度お試しください!
リメイクシート
リメイクシートとは、DIYや模様替えなどで使われる、貼り付けるタイプのシートのことです。
リメイクシートは、裏側が粘着テープになっていますが、台紙を剥がさなければ貼り付けることなく使用可能です。
今回ご紹介したような木目調や大理石調など、様々なデザインのものがあるので、100均やホームセンターなどでぜひ探してみてください!
PVCシート
あまり馴染みはないかもしれませんが、PVCシートも手軽に使うことができるのでおすすめです。
PVCシートとは「ポリ塩化ビニル」というプラスチック素材でできたシートのことです。
背景紙との違いとしては、PVCシートは水滴を弾くため、水々しい雰囲気の商品写真も撮影できます。
また、PVCシートは比較的しっかりした素材のものが多いので、一度購入すれば長く使えることが可能です。
撮影ボックス
シンプルな白背景で撮影したい方には、撮影ボックスがおすすめです。
撮影ボックスはその名の通りボックス状になっており、部屋に置くだけで、部屋をわざわざ片付けなくても、高品質な商品写真を撮影することができます。
また、撮影ボックスには照明が付いているので、天候や時間帯に左右されず、いつでも撮影可能です。
ただし、注意点としては、撮影ボックスは撮影ボックスに収まるサイズの商品のみ対応可能であるため、家具や家電など大きいサイズの商品は背景紙や背景布を使うことをおすすめします。
物撮り・商品撮影の背景についてのよくある質問
最後に、物撮り・商品撮影の背景についてのよくある質問をご紹介します。
物撮り・商品撮影の背景グッズはどこで買える?
今回ご紹介した背景グッズは、100均やホームセンター、通販などで簡単に購入できます。
どれも手軽に購入できるものばかりなので、ぜひ普段の物撮りや商品撮影に取り入れてみてくださいね!
物撮り・商品撮影を自宅で撮影するコツは?
物撮り・商品撮影を自宅で撮影するコツについて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください!
【自宅で物撮り】商品撮影のアイディア9選と商品ジャンル別の撮影のコツを解説
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まとめ
この記事では、「もっとおしゃれな商品写真を撮影したい」という悩みをお持ちのEC事業者の方に向けて、物撮りや商品撮影で使える背景パターン15選をご紹介しました。
1. 白背景・白抜き
2. 色背景
3. 複数色を組み合わせた背景
4. 木目調
5. 大理石調
6. コンクリート調
7. タイル調
8. レンガ調
9. 英字新聞
10. レース
11. リネンやコットン素材の布
12. 人工芝
13. アクリル板
14. ライフスタイル・シチュエーション背景
15. デジタル画像を使った背景
今回ご紹介した背景パターンを試してみても上手くいかなかった方や、そもそも物撮りや商品撮影の時間がないという方には、オンライン商品撮影サービス「TORUN」がおすすめ。ぜひ一度
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