「アクセサリーを上手く撮影する方法が分からない......」そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、アクセサリーの撮影方法やインスタ映えする12のヒントをご紹介します。アイテム別の撮り方もあわせて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください!
誰でも簡単にできる!アクセサリーの撮影手順
まず、アクセサリーの撮影方法をご紹介します。
アクセサリーを撮影する際は、以下の手順で撮影すると良いです。
・必要な機材や小道具を準備する
・撮影スタジオを作る
・スマホやカメラを設定する
・画像を加工・編集する
それぞれ見ていきましょう。
必要な機材や小道具を準備する
アクセサリーの撮影には、以下のような機材や小道具が必要になるので、事前に準備しましょう。
・スマホまたはカメラ
・三脚
・照明(LEDやストロボなど)
・背景紙や背景布
・マネキンまたはモデル
・リフレクション(レフ板や白い厚紙など)
・両面テープまたはのり
・ピンセットまたは手袋
この中でも、特にアクセサリー撮影ならではの、「両面テープ・のり」と「ピンセットまたは手袋」の2つの小道具について解説します。
両面テープ・のり
特に指輪を撮影する際は、両面テープやのりも準備しておくと良いです。
上記の写真のように、両面テープやのりで指輪を水平に立てることで、幻想的で美しい写真に仕上がります。
ただ、どちらを使う場合でも、指輪の下部に少量だけつけるようにし、写真に映らないように注意しましょう。
ピンセットまたは手袋
アクセサリー撮影は、ピンセットまたは手袋があると撮影しやすくなります。
ピンセットまたは手袋は、アクセサリーに指紋がつくのを防いでくれるので、指紋を拭き取る手間を減らすことができます。
また、ピンセットを使えば、ネックレスに細かい動きをつけることができるので、ネックレスを撮影したい方はぜひ活用してみてください。
撮影スタジオを作る
自宅やオフィスなどでアクセサリーを撮影する場合は、上記のイラストのような簡易的な撮影スタジオを作りましょう。
作り方としては、背景紙を壁から机の上に垂らし、その背景紙の上にアクセサリーや小物を置きます。
自宅やオフィスでの撮影については、以下の記事で詳しく撮影しているので、ぜひあわせてご覧ください!
【自宅で物撮り】商品撮影のアイディア9選と商品ジャンル別の撮影のコツを解説
スマホやカメラを設定する
スマホのカメラアプリを使う場合は、自動でピントが調整されるため、自分でピントを合わせる必要があります。
ピントを合わせる際は、スマホをアクセサリーに近づけて、画面を長押ししながらピントを合わせましょう。
もしスマホを近づけてもピントが合わなければ、逆にゆっくりと離れてピントが合う距離を見つけましょう。
また、カメラで撮影する場合は、以下のように設定するのがおすすめです。
・マクロレンズをつける
・オート調整機能はオフにする
・露出補正は+0.3〜+1にする
・ISO感度は低く設定する(できればISO100)
・絞り値はF11またはF16がおすすめ
・ピントは商品全体に合うように調整する
上記はあくまで目安なので、撮影環境や被写体に合わせて何回か試し撮りしながら、最適な設定を見つけてみてください。
画像を加工・編集する
アクセサリー特有の、宝石や金属の輝きや色味を表現するためには、撮影後に画像を加工・編集するのがおすすめです。
ただ、画像を加工・編集しすぎると、実物と異なってしまい、購入後のクレームなどにつながる可能性もあるので注意しましょう。
アクセサリーにおすすめの画像加工・編集ツールは、以下の通りです。
アクセサリーのインスタ映えする12のヒント
アクセサリーは、商品自体が小さく、透過素材(宝石)や反射素材(金属)などの撮影が難しい素材が使われているので、他のアイテムよりも難易度はやや高めです。
そこでここでは、アクセサリーを上手く撮影するためのヒントをご紹介します。
インスタ映えするようなおしゃれな写真が撮りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!
1.事前に撮影のイメージをしておく
アクセサリー撮影をする前は、「どんな写真を撮影したいのか」についてイメージしておきましょう。
アクセサリーの撮影事例については
こちらからご覧いただけます。
2.カメラはマクロレンズを使う
アクセサリーを撮影する際は、カメラにマクロレンズをつけて撮影するのがおすすめです。
マクロレンズを装着すると、被写体を近距離で撮影する「マクロ撮影」ができるようになります。
カメラ初心者の方は、
焦点距離60mmのレンズを選ぶと良いです。マクロ倍率について詳しくは
こちらを参考にしてみてください!
なお、スマホで撮影する場合は、iPhoneまたはPixelの古すぎない機種であれば問題ありません。ただ、スマホ用のマクロレンズも販売されているため、よりハイクオリティな写真を撮りたい場合はぜひ活用してみてください。
3.三脚を使って手ブレ防止する
アクセサリーの撮影は、スマホやカメラとアクセサリーを近づけて撮影するので、手ブレが起こりやすいです。
そんな時は、三脚を使うことで手ブレ防止できるので、必ず準備しておきましょう。また、三脚があれば、別日に撮影する場合でも同じ位置や角度で撮影できるのも、メリットの一つです。
スマホ用は100均やホームセンターで簡単に入手できますし、カメラ用の三脚も通販などで手に入るので、ぜひチェックしてみてください!
4.リフレクター
リフレクターやレフ板とは、光を反射させるための小道具のことです。
アクセサリーの撮影をする際は、まずアクセサリー全体を照らす必要があり、リフレクターやレフ板を使えば光源の反対側からも商品を照らすことができます。
プロカメラマンはレフ板を使いますが、白色の厚紙や発泡ボードでも代替可能です。
5.ライティングを意識する
自然光が入る部屋であれば、自然光のみでも撮影可能ですが、自然光と照明の光を組み合わせることで、アクセサリー全体を優しい光で照らせるのでおすすめです。
また、カーテンレースで光を透過させたり、前述したようなリフレクターやレフ板で光を反射させることで、よりハイクオリティな写真に仕上ることができます。
撮影する際は、スマホやカメラのフラッシュや自宅の照明をつけたままにしておくと、商品の一点を強く照らしてしまうので注意が必要です。撮影中級者以上であれば、ディフューザー(光を和らげる機材)を使うのも良いでしょう。
ライティングについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
【自宅で物撮り】商品撮影のアイディア9選と商品ジャンル別の撮影のコツを解説
6. 背景はシンプルなものを選ぶ
アクセサリーを撮影する際は、アクセサリー自体の美しいフォルムやデザインを伝えるため、背景はシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
具体的には、以下のような背景がおすすめです。
・白背景
・黒背景
・木目調
・大理石調
・シルク布
・リネンやコットン素材の布
背景パターンについては以下の記事を参考にしてみてください!
【保存版】物撮り・商品撮影の背景パターン15選|おすすめの背景グッズも紹介
また、Amazonや楽天市場などのECモール用に撮影する場合は、白背景の画像が必須になるため、事前に以下の記事を読んでおくことをおすすめします。
白抜き・白背景の写真とは?必要な機材や撮影手順、写真編集ツールまで徹底解説
7.構図は三分割構図がおすすめ
アクセサリーの撮影では、三分割法構図がおすすめです。
三分割構図とは、画面の縦横をそれぞれ三分割し、その線上あるいは線の交点に被写体が来るように撮影する構図のことです。
初心者でも簡単におしゃれな写真を撮影できるので、ぜひ以下の記事を参考にチャレンジしてみてくださいね!
【保存版】写真を上手く撮るための構図15選|構図を活用するポイントもあわせて解説
8.配色にこだわる
アクセサリーは、周囲の色によって商品へ映り込みや色の変化が生じてしまうため、購入後のクレームを防ぐためにも、実際の色を写す工夫が必要です。
配色はブランドカラーをメインカラーとして、色彩理論を基に補色を選ぶと良いでしょう。
メインカラー:サブカラー = 7:3の比率にすると見やすい画像デザインになります。色彩理論については
こちらを参考にしてみてください。
9.撮影テーマに合わせて小物を選ぶ
インスタグラム投稿用のイメージカットを撮りたい場合は、まずテーマを決めてから撮影しましょう。テーマの決め方としては、ターゲット顧客層や伝えたい世界観などから考えると良いです。
【保存版】売れる商品写真とは?売上がアップする商品写真を撮るヒント11個をご紹介
アクセサリーに合った小物は、お皿やレースなどのシンプルなものや、本や花など華やかさをプラスするものがおすすめです。
ただし、小物の数が多すぎると、アクセサリーに目がいかなかったり、ごちゃごちゃ感が出てしまうので、注意しましょう。
小物を活用したイメージカットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【イメージカットの撮り方】インスタ映え撮影アイデア13選とアイテム別の撮影ポイント
10.指紋や汚れは必ず拭き取る
宝石や金属でできたアクセサリーは、指紋やホコリなどの汚れが目立ちやすいです。
そのため、撮影前にはアクセサリーに指紋や汚れがないか念入りにチェックし、撮影中も前述したようにピンセットや手袋を使用しましょう。
11.反射・映り込みをなくす
光沢のある金属や球状のデザイン、宝石が含まれているアクセサリーの撮影には、反射・映り込み対策が必須です。
反射・映り込みを防ぐ方法は以下の通りです。
・リフレクターやレフ板で光を反射させる
・白色の厚紙で商品を囲う
・白色の厚紙にカメラやスマホのレンズの大きさの穴を開け、その穴から撮影
・アクセサリーの近くに物を置かない
・カメラマンの洋服も映り込みにくい色(白など)にする
撮りたいアクセサリーの素材や撮影方法、撮影環境によっても変わってきますので、適宜調整しましょう。
12.マネキンやモデルを起用する
マネキンやモデルを起用することで、購入後の着用イメージを持たせることができます。
ECサイトは、実店舗とは異なり、実際に商品を手にとることができないため、商品写真で着用イメージを持ってもらうことが重要になります。
マネキンは高級感のある黒色のマネキンを選び、モデルを起用する場合は商品のユースケース(日常使い・デート用・仕事用)などに合わせて撮影すると良いでしょう。
アイテム別のおすすめ撮影方法
最後に、アクセサリーのアイテム別のおすすめの撮影方法をご紹介します。
ネックレスの撮影
ネックレスを撮影する際のポイントは以下の3つです。
1. チェーンの形を緩いウェーブ状にする
2. ヘッド部分を照らし、ピントを合わせる
3. 着用カットもあわせて撮影する
ネックレスのチェーンの形は、緩いウェーブ状にするとおしゃれな仕上がりになるのでおすすめです。ガムテープやトイレットペーパーの芯のような円形の物を使うと、綺麗な形に整えることができます。
また、ネックレスを撮影する際は、ヘッド部分を照らし、ピントを合わせて撮影しましょう。あわせてチェーン部分をぼかす演出をすると、ネックレスがより映えます。
アクセサリーの中でも、特にネックレスは、サイズ感や着用イメージが購入の決め手になりやすいので、マネキンやトルソー、モデルを起用し、着用カットも必ず撮影しましょう。
参考事例として、高級アクセサリーブランドの
Cartierは、実際に着用した際のウェーブでネックレスを撮影しており、着用イメージが持ちやすくなっているので、ぜひ参考にしてみてください!
指輪の撮影
指輪を撮影する際のポイントは以下の3つです。
1. 立てたり寝かしたりして立体感を出す
2. 複数の指輪を重ねたり並べる
3. 透明な細い糸で吊るしてみる
指輪はサイズが小さいため、単品だと寂しい印象になります。
そのため、指輪は立てたり寝かしたりして立体感を出したり、複数の指輪を重ねたり並べるなど、工夫して撮影すると良いでしょう。
また、写真に映り込まないように、透明な細い糸を使い、指輪を吊るしてみるのも一つの手です。
高級アクセサリーブランドの
ティファニーの公式Instagramでは、指輪を様々な角度で撮影したり小物を活用したりと、商品の魅力が伝わるような写真が見られるので、ぜひチェックしてみてください!
イヤリング・ピアスの撮影
イヤリングやピアスを撮影する際のポイントは以下の3つです。
1. 透明な糸で宙に浮いているように演出する
2. 横だけでなく正面からも撮影する
3. 背景や小物にこだわる
イヤリングやピアスは、透明な糸を使い、まるでイヤリングやピアスが宙に浮いているように演出すると、ワンランク上の写真を撮影できます。
またその際は、横だけでなく正面からも撮影すると、ユーザーがアイテムをイメージしやすくなるのでおすすめです。
イヤリングやピアスもサイズが小さいため、背景や小物にこだわることで、華やかな印象をプラスできるので、ぜひ参考にしてみてください!
【保存版】ピアスの撮影方法とは?必要な機材やおすすめの小物もご紹介
【保存版】イヤリングの撮影方法とは?撮影アイデア12選と撮り方のコツを紹介
日本のアクセサリーブランド
TSUTSUMIのECサイトでは、日本ブランドならではの親しみやすさと高級感、デザイン性を上手くECで表現しています。
ブレスレットの撮影
ブレスレットを撮影する際のポイントは以下の3つです。
1. モデルを起用する
2. 様々なポーズで撮影する
3. ブレスレットスタンドを利用する
ブレスレットはモデルを起用して撮影するのがおすすめです。片腕しか映らないため、三脚を使えば、自分でも着用して撮影することもできるでしょう。
また、モデルカットを撮影する際は、様々なポーズをしてもらい撮影すると、より着用イメージが湧きやすくなります。
アクセサリーブランド
eteのECサイトでは、ブレスレットの着用カットが多く見られるので、ぜひ参考にしてみてください!
アクセサリーの撮影を依頼するなら「TORUN」がおすすめ
アクセサリーの撮影は、反射や映り込みなどを考慮しなければならないため、「いざ撮影してみると、なかなか上手くいかない......」という方も多いでしょう。
そんな方には、オンライン商品撮影サービス
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TORUNであれば、
プロが撮影した高品質な写真が1枚380円〜入手できるので、時間のない方や撮影経験のない方におすすめです。
まとめ
この記事では、「アクセサリーを上手く撮影する方法が分からない......」という方に向けて、アクセサリーの撮影方法やインスタ映えする11のヒント、アイテム別の撮り方をご紹介しました。アクセサリーの撮影は他のアイテムと比べて難易度が高いので、もし自分で撮影しても上手くいかない場合は、撮影代行サービスにお任せするのも一つの手でしょう。
撮影代行サービスは「TORUN」がおすすめです。気になる方はぜひ一度
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