「バッグやかばんをおしゃれに撮影したいけど、どうすればいいか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、バッグやかばんのおしゃれな撮影アイデア12選と自宅での撮影方法をご紹介します。アイテム別の撮影方法もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
バッグ・かばんの商品撮影で重要なこと

バッグやかばんの商品撮影で重要なのは、デザインだけでなく機能性もあわせて伝えることです。
バッグやかばんの購入を検討している消費者は、デザインに加えて、
・ポケットは何個あるのか
・PCやA4ファイルは入るのか
・撥水などの機能はあるか
などの機能性や使いやすさを気にしています。
そのため、バッグやかばんをただ撮影するだけでなく、商品写真を通じて以下のような情報を伝えると、売上アップにつながるでしょう。
・外観/デザイン
・ポケットの数
・荷物が入る容量
・入る荷物のサイズ
・重さ
・持ち手の長さ
・頑丈さや撥水性
・ジッパーや留め具の使いやすさ
・バッグの入れ口の大きさ
・チェーンの有無
また、以下の記事もおすすめです。
【保存版】アパレルの撮影方法とは?撮影スタイル5つと撮影手順をプロが解説
【2024年】アパレルの商品撮影代行5選|選ぶポイントや注意点もあわせて解説
バッグ・かばんのおしゃれな撮影アイデア12選
ここからは、バッグやかばんのおしゃれな撮影アイデア12選をご紹介します。
平置き・置き画・俯瞰

バッグを横に倒し、ブランドや商品のイメージに合った小物を添え、真上から撮影する方法です。
大きめの背景紙と小物さえ準備すれば、初心者の方でも自宅で簡単にインスタ映えする写真を撮れます。
FLATLAY JOURNALの
公式Instagramでは、置き画を多く投稿しているので、ぜひ参考にしてみてください!
また、置き画や俯瞰については以下の記事で詳しく解説しています。
【実例付き】置き画の撮影ノウハウ19選!プロ直伝のおしゃれな撮り方を徹底解説
【保存版】俯瞰写真の撮影方法とは?俯瞰写真の種類や撮り方のコツもあわせて解説
モデルの着用写真

モデルカットであれば、バッグの使用感やサイズ感を伝えることができます。
どんな使い方をするのかや、どんな服と合うのかをイメージして撮影すると上手く撮影できます。
kate spadeの
公式ECサイトでは、全商品をモデルカットで撮影し、バッグの種類によって演出を変えているので、ぜひ参考にしてみてください!
【2024年】モデル撮影を成功させるには?モデルの探し方から料金相場まで解説
持ち手を吊るして撮る

持ち手の紐が長いバッグやかばんは、テグスで吊るして撮影するがおすすめです。
テグスとは、釣り糸のような透明の糸で、写真に写りにくい特徴があります。
その特徴を活かし、持ち手部分をテグスで吊るし、形を整えて撮影すると、バッグやかばん全体が見やすい写真になるでしょう。
高級アパレルブランド「COACH」の
公式ECサイトは、持ち手をきれいな形に整え撮影しており、参考になります。
手でバッグを持って撮る

最近、取り入れるブランドが多くなっている演出方法です。上記の写真のように、横からかばんを持った手を出し撮影します。
モデルのポーズを考えなくて良いため、比較的簡単におしゃれな写真を撮れるでしょう。
機能をアピールした写真

上記の写真では、撥水性をアピールするために、バッグに水を滴らせて撮影したりします。
持ち手を取り外せるバッグなどの場合は、チェーンの着脱シーンも良いでしょう。
屋外背景の写真

オーガニックや環境への配慮をしたバッグブランドは、自然を背景にした商品写真も良いでしょう。
特殊な原材料を使っている場合などはそれと一緒に撮ると、写真が華やかになりますし、商品にどんな材料が使われているのかを消費者に分かりやすく伝えられるでしょう。
シチュエーション背景写真

カフェやレストラン、自然の中など、自社の商品を使って欲しいシチュエーションに合わせた背景写真もおすすめです。
消費者にどう使ってほしいのか(普段遣い、ビジネス、デートなど)を効果的に伝えられるでしょう。
洋服のコーディネート写真

バッグ単体ではなく、洋服や靴、小物などと一緒に撮影する方法です。
商品を届けたいターゲット層の洋服や小物を添えると、親近感が湧き購入意欲が高まるでしょう。
白背景・単品の商品写真

物撮りや商品撮影の中で最も一般的な撮り方です。白い背景で商品単品を撮影します。
Amazonや楽天などECモールでは、単品写真の白背景や白抜き画像が必須です。白背景の単品カットは、色味や形状がはっきりと分かる写真にしましょう。
高級アパレルブランド「エルメス」の
公式ECサイトは、白背景でバッグの機能をきちんと表現した撮影している好例です。
【2024年】Amazonの商品画像ガイドラインを徹底解説|サイズや設定のコツも
白抜き・白背景の写真とは?必要な機材や撮影手順、写真編集ツールまで徹底解説
色つき背景の商品写真

ブランドイメージを表現したい場合、商品カラーの同系色を背景色にしてみてはいかがでしょうか。
商品の柄や形状を細かく表現することには向きませんが、SNSなどでブランドや商品のイメージを訴求することに適しています。
色つき背景紙があれば、初心者の方でも簡単に撮影できます。
【イメージカットの撮り方】インスタ映え撮影アイデア13選とアイテム別の撮影ポイント
商品の集合写真

バッグやかばんの製品ラインナップを並べて撮影する方法です。
上記の写真のように、サイズ順に「前から後ろ」「左から右」と並べると統一感のある写真に見えます。
容量を伝える写真

バッグやかばんの容量を伝えるために、バッグやかばんを開けて撮影したり、中に実際に物を入れて撮影します。
内側を撮影する際は、「ポケットの数や場所」や「どのくらいのサイズのものが入るのか」が伝わるように撮影しましょう。
ポイントとしては、バッグの口を広めに開けて撮影すると上手く撮影できます。
バッグ・かばんの撮影手順
バッグやかばんを撮影する際は、以下の撮影手順で撮影しましょう。
また、自宅やオフィスで撮影予定の方は、以下の記事もあわせてご覧ください!
【自宅で物撮り】商品撮影のアイディア9選と商品ジャンル別の撮影のコツを解説
柔らかい物を中に入れてバッグを膨らませる

バッグは、中に物を入れて膨らませてから撮影するようにしましょう。
こうすることで、本来のバッグの形状になったりシワを適度に伸ばしてくれます。
中に入れる物は、柔らかいものであれば何でも良いですが、以下の5つがおすすめです。
・エアクッション
・プチプチ(気泡緩衝材)
・古新聞やチラシ
・タオル
・Tシャツなどの洋服
バッグスタンドを使う

バッグはきれいに形状を整えるのが難しいのですが、バッグスタンドがあると形状をかんたんに整えられるのでスムーズに撮影が進むでしょう。
Amazonで1000円程度で購入できるので、ぜひチェックしてみてください!
また、バッグスタンドが商品画像に写ってほしくない場合は、透明な糸のテグスで代替したり、撮影後に画像編集ツールでバッグスタンドだけを削除しましょう。
背景紙を曲面にして奥行きのある写真に

バッグは持ち手まで含めると、それなりの高さがあります。
そのため、上記の写真のように、背景紙や背景布を壁にテープで止め、そのまま机に垂らして自然な曲面を作ると良いです。
この背景で撮影すると、写真の下側は明るく、上にいくにつれ徐々に暗くなるため奥行きのある写真になります。
かばんの左右から優しい光を当てる

レフ板とは、光を反射させるための撮影機材のことで、優しい光をつくり出すことができます。
使い方としてが、メインの光源となるLEDライトで商品の正面に光を当て、商品左右どちらかまたは両方にレフ板を置くことで、商品全体が明るくなります。
レフ板がない場合は、白い厚紙でも代用できるのでチェックしてみてください!
様々な角度・部位を撮影する

バッグやかばんは、デザインや機能など、商品写真を通じて伝えるべきポイントが多い商品です。
そのため、バッグの外側だけでなく、内側や機能性などを伝える写真も必要になります。
無印良品の
公式ECサイトでは、様々な角度や部品の写真を載せることで、
オンラインでも消費者が安心して購入できるように工夫しています。正面カットの撮影方法
上の写真のように商品の右側をやや手前にしたスタイリングが多いです。ブランドのロゴやや金具、持ち手のすべてがきちんと写るように配慮してセッティングしましょう。
側面カットの撮影方法
かばんの大きさを伝えるために商品の側面も撮りましょう。膨らみが左右対称になるようになることだけに注意し、撮影すると良いでしょう。
かばんの付属品の撮影
2Wayバッグなどは持ち手やチェーンを取り外せることもあるでしょう。その場合は、付属品の横に商品を添えた俯瞰写真が良いでしょう。消費者が付属品のサイズを把握しやすくなります。
かばんの内側・ポケット
内側のポケットの位置や大きさを写した写真は、大きくかばんの口を開き撮影します。このとき、カメラマン自身の影が入ってしまったり暗くなってしまわないように、LEDライトなどでしっかりと内側を照らしましょう。
モデルが持って撮影

モデルを起用する場合、モデルの服装や容姿には注意しましょう。
モデルカットは、商品のサイズ感やどんな服装と合うのかを想像してもらうのが目的のため、ペルソナに合ったモデルに着用してもらうと良いです。
【2024年】モデル撮影を成功させるには?モデルの探し方から料金相場まで解説
その他

バッグやかばんの底部や、金具、ボタン、ロゴなどにフォーカスして撮影するのもおすすめです。
実店舗で販売する際に、消費者がバッグやかばんのどこを見るのかをイメージするのがポイントです。
バッグ・かばんのアイテム別の撮影のコツ
最後に、バッグやかばんのアイテム別の撮影のコツをご紹介します。
ハンドバッグ

ハンドバッグは、バッグやかばんの中でもシンプルな形状のため、これまで紹介した基本的な撮影テクニックで十分におしゃれな撮影ができるはずです。
金具やボタン、持ち手含めて細かなデザインものが多いので、それぞれのデザインを接写して撮影すると良いでしょう。一方で、金具が多い場合、反射や映り込みには注意しましょう。
モデルカットで撮影場合は、手をおろした状態で正面から撮影すると、ハンドバッグが目立つ写真になると思います。
ショルダーバッグ

ショルダーバッグは持ち手・肩に掛ける紐が長い特徴があるので、置き画かテグスで紐を吊るして撮ると良いでしょう。
上記の写真のように、紐をきれいな曲線にするは、トイレットペーパーやガムテープの芯を使う良いです。
モデル撮影の場合は、肩に掛けてもらい、背中側にショルダーバッグを配置し後ろから撮影しましょう。
リュックサック

リュックサックはシンプルな形状のため、比較的撮影しやすいアイテムです。
一方、中に物を詰めないと潰れやすいため、プチプチやTシャツなどを詰めて撮影しましょう。
また、チャックやバックル(カッチっと止め部品)にフォーカスした商品写真もおすすめです。
トートバッグ

トートバッグは薄いため、中に物を詰めすぎると本来の形状ではなくなってしまいます。
そのため、トートバッグには、厚紙やダンボールなどを詰めると本来の形状を保ったまま、撮影できます。
また、シワが付きやすい商品でもあるので、撮影前にアイロンをかけることも忘れないでください。
クラッチバッグ

クラッチバッグは小さく薄い形状のため、サイズ感が伝わるように、モデルにクラッチバッグを持たせて撮るのがおすすめです。
上記の写真のように、手で商品の下側を持ち、クラッチバッグのデザインが見えるように撮ると良いでしょう。
キャリーバッグ

キャリーバッグを購入する際に消費者が気になるのは、「サイズ」と「容量」です。
複数のサイズを展開している場合は、上記の写真のように、サイズが異なる商品を並べて撮影するのがおすすめです。
また、洋服やコスメ、充電器などの旅行グッズをキャリーバッグに詰めたシーンを撮影するのも良いでしょう。
キャリーバッグは反射素材のものも多いので、映り込みや反射に注意して撮影してください。
ビジネスバッグ

ビジネスバッグは、主に機能性を訴求しましょう。
PCは入るか、A4ファイルは曲がらず入るか、折りたたみ傘を入れるスペースはあるかなどを伝えると良いです。
また、モデルを起用し、ビジネスマンもしくはビジネスウーマン風のコーディネートをして撮影するのもおすすめです。
革のバッグ

素材が革のバッグは、反射やテカリに注意が必要です。
照明の光で白飛びしてしまったり、カメラマン自身が写り込んでしまう場合があります。
難易度は高いですが、ディフューザーやレフ板を使って、様々な角度から柔らかい光で全体を照らしましょう。
また、革製品は布で優しく拭くとツヤが出るので、撮影前に行っておきましょう。
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