「ジュエリーをきれいに撮影したいけど、なかなか上手くいかない」そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで今回はジュエリーをきれいに撮影するポイントを10選をご紹介。撮影アイディアやアイテム別のおすすめ撮影方法も解説するので、ぜひ最後までご覧ください!
ジュエリー撮影のポイント10選
ジュエリー撮影は、宝石の輝きをきれいに写し、高級感を表現することが大切です。
そこでまずは、ジュエリー撮影のポイント10選をご紹介します。
一つずつ見ていきましょう。
▼こちらの記事もおすすめです
アクセサリーの撮影方法とは?インスタ映えする12のヒントとアイテム別の撮り方を解説
また、この記事で紹介しきれなかったジュエリー・宝石の撮影事例は
こちらでご覧いただけるので、ぜひ参考にしてみてください!
1. ジュエリー撮影にぴったりの背景を選ぶ
冒頭でも記載したように、ジュエリー撮影では「高級感」が鍵になります。
そのため、背景はシンプルで高級感のあるものを選ぶと良いです。
また、背景ではなくジュエリー自体に目がいくように、ジュエリーの色や質感とは異なるものを選びましょう。
NG背景
・派手な色や柄のもの
・安っぽい色や柄のもの
・ジュエリーと色や質感が被っているもの
上記を踏まえて、ジュエリー撮影にぴったりの背景をご紹介します。
・白背景
シンプルで定番の白背景は、最も宝石の輝きがきれいに写るのでおすすめです。
また、白背景は初心者の方でも簡単におしゃれな写真が撮影できるため、ぜひ一度試してみてください!
白背景については、以下の記事で詳しく解説しています。
白抜き・白背景の写真とは?必要な機材や撮影手順、写真編集ツールまで徹底解説
・黒背景
黒背景は、ジュエリーの高級感を演出できるので、ジュエリー撮影にぴったりの背景といえます。
また、黒背景は、ライティングで商品を明るく照らすことで、宝石の断面をくっきり写すことができるのでおすすめです。
・シルク素材の布
シルク素材の布もジュエリー撮影と相性が良く、簡単に高級感が出せるのでおすすめです。
また、どの色の布を使うかによっても、印象は異なるため、ブランドの世界観やイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。
・マット素材の布
シルク素材が手に入らない場合は、マット素材の布でも代用できます。
背景用の布はAmazonや楽天市場で手軽に購入できるので、ぜひ一度試してみてください!
その他の背景パターンについて知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
【保存版】物撮り・商品撮影の背景パターン15選|おすすめの背景グッズも紹介
2. ライティングで宝石を輝かせる
背景に加えて写真の大きく印象を変えるのが「ライティング」です。
照明は、光量が調整でき安定した撮影ができるストロボが好ましいですが、自然光を使って撮影しても問題ありません。
自然光で撮影する場合の注意点
・部屋の照明は消す
・窓際など光が多く入る場所で撮影する
ライティングをしても影になってしまう部分がありますが、その部分にはレフ板を使うことで輝きを補うことができます。レフ板は、白画用紙やコピー用紙で代用できるのでぜひ一度試してみてください!
自宅用の撮影スタジオの作り方は、以下の記事で解説しています。
【自宅で物撮り】商品撮影のアイディア9選と商品ジャンル別の撮影のコツを解説
3. 三脚で手ブレを防止する
ジュエリーは接近して撮影するため、手ブレが発生しやすく、「背景や照明をばっちり準備したのに、撮影するとぶれてしまう」ということがよくあります。
そのため、ジュエリーを撮影する際は、必ず三脚を使用して撮影するようにしましょう。
三脚はずっしりとした重みのあるものを選ぶと良いです。また、雲台が縦・横・傾きの3WAYタイプにすることで、表現の幅が広がるのでおすすめです。
4. 望遠で撮影しゆがみを抑える
ジュエリーは小さいので、ついつい近づいて撮影してしまう方も多いと思います。
しかし、広角で近づいて撮影すると写真が歪んでしまい、写真のクオリティが下がってしまいます。
そのため、広角で撮影するのではなく、望遠にして距離をとって撮影するようにしましょう。
5. 複数アイテムの撮影は配置に注意
複数のジュエリーをまとめて撮影する場合は、商品の配置に注意しましょう。
ジュエリー撮影の際は、上の写真のように「三分割構図」で撮影するのがおすすめです。
三分割構図とは、カメラのフレームの縦と横をそれぞれ三分割し、線の交差点に被写体を写す撮影方法のことです。
カメラやスマホのグリッド機能を使えば、簡単に撮影できるのでぜひ活用してみてくださいね。
三分割構図やその他の構図について知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください!
【保存版】写真を上手く撮るための構図15選|構図を活用するポイントもあわせて解説
6. ピントは宝石部分に合わせる
ジュエリーは小さいため、「ピントをどこに合わせばいいか分からない」という方もいるでしょう。
そんな時は、ジュエリーのメインとなる宝石の部分にピントを合わせてみましょう。
そうすることで、最も魅力的でアピールしたい部分を強調することができます。
7. 余計なものは置かない
おしゃれな写真には小物は必要不可欠ですが、ジュエリー撮影では小物を置きすぎると逆効果になることも。
あくまで主役はジュエリーなので、小物は2〜3個に抑えるようにしましょう。
8. アクリル板・無反射ガラスを使う
アクリル板または無反射ガラスを使うことで、宝石の輝きを強調できたり、宙に浮いているような神秘的な撮影ができます。
撮影方法も、アクリル板または無反射ガラスをジュエリーの下に敷くだけなので、ぜひ一度試してみてください!
また、アクリル板の四隅にブロックを入れ、アクリル板の下にサテン生地やシルクなどを置いて撮影するのもおすすめです。
アクリル板のサイズ
A3サイズ程度のもので十分です。
ホームセンターや通販で、1,000円以内で購入できるのでぜひ使ってみてください!
9. トレーシングペーパー・ユポを写しこむ
ジュエリーは反射するため、撮影風景や機材、撮影している自分自身が映り込まないように注意する必要があります。
しかし、「どんなに角度を変えても、映り込んでしまう」というケースも多いです。
そんな時は、上の画像のように、ジュエリーの横にトレーシングペーパーやユポを置くことで、簡単に映り込みを防ぐことができるのでおすすめです。
10. カメラの設定はマニュアルフォーカスに
ジュエリー撮影の場合、光が石で反射してピントが合わないことがあります。
そのようになる原因はオートフォーカスに設定しているからかもしれません。
マニュアルフォーカスにすることで手動でピントを調整でき、自分の撮影したいピントで物撮りができるようになります。
切り替え方法
・「AF/MF切り替えスイッチ」をMFにする
・メニューからマニュアルフォーカスを選択する
ジュエリーの撮影アイデア
続いて、プロカメラマンによるジュエリーの撮影アイデアをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
置き画
置き画は、背景を用意するだけで、誰でも簡単に撮影できるのでおすすめです。
また、以下の記事では置き画の撮影方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
【実例付き】置き画の撮影ノウハウ19選!プロ直伝のおしゃれな撮り方を徹底解説
モデルの着用写真
モデルに着用させることで、消費者に実際の着用イメージを持ってもらうことができるためおすすめです。
特にジュエリーをECサイトで購入する場合、ジュエリーのサイズ感を気にする消費者も多いため、ぜひあわせて撮影しましょう。
花を添える
ジュエリーの撮影は、ジュエリーだけ写すと寂しい印象になることも。
そんな時はバラなどの花を添えることで、華やかな印象になるのでおすすめです。
重ねて立体感を出す
ジュエリー単体で撮影すると、寂しい印象になるだけでなく、平坦な写真になってしまう可能性もあります。
写真に立体感を出すには、ジュエリーを重ねて撮影するのが良いでしょう。
特殊加工をする
撮影後に特殊加工をすることで、他のブランドの写真と差別化でき、消費者の目をひくことができます。
Photoshopなどの画像編集ツールを使いこなす必要がありますが、中にはスマホで簡単に使えるツールもあるのでぜひチャレンジしてみてください!
アイテム別のおすすめ撮影方法
最後にジュエリーのアイテム別におすすめの撮影方法をご紹介します。
指輪の撮り方
ホワイトワックスを使う
指輪を撮影する際は、指輪を立たせて撮影すると、おしゃれな写真になります。
指輪を立たせるには、ホワイトワックスというのりを米粒程度に手にとり、指輪の下部につけるだけです。
ホワイトワックスは、カメラの専門店などで数百円程度で購入できるので、ぜひ一度試してください!
布・レースを使う
布やレースを使うと、指輪の立体感をアピールすることができます。
家にあるものでも十分代用できるので、ぜひブランドの世界観やイメージに合わせて使ってみてください!
小物と一緒に撮影する
ジュエリーの中でも、特に指輪は小さいので、小物を合わせて華やかさをプラスすると良いでしょう。
ただ、小物を置きすぎるとごちゃごちゃした印象になるので、注意が必要です。
ネックレスの撮り方
チェーンがねじれていないかを確認する
ネックレスにチェーンがついている場合、チェーンがねじれていたり、不自然な形になっているときれいな商品写真とは言えません。
ポイントとしては、チェーンを緩やかなウェーブを描くように置くと、自然でおしゃれな写真を撮ることができます。
また、ピンセットを使うことで、簡単にウェーブを描けるのでおすすめです。
ヘッドやチャーム部分には光を当てて目立たせる
ネックレスの顔である、ヘッドやチャーム部分には光を当てて目立たせるようにしましょう。
また、ECサイトに掲載する写真の場合は、ネックレス全体の写真、ヘッド・チャーム部分にフォーカスした写真、モデル着用写真の3つがあると良いです。
イヤリング・ピアスの撮り方
吊るして撮影する
吊るすことで実際の着用イメージがわかりやすくなります。吊るす道具としてはテグス(透明な糸)がおすすめです。輪っかにセロハンテープを通して撮影し、レタッチで消しても撮ることができます。
イヤリング・ピアスの撮影については、以下の記事もあわせてご覧ください!
【保存版】イヤリングの撮影方法とは?撮影アイデア12選と撮り方のコツを紹介
【保存版】ピアスの撮影方法とは?必要な機材やおすすめの小物もご紹介
ジュエリー撮影なら「TORUN」にお任せ
ここまで、ジュエリー撮影のポイントや撮影アイディアについて解説してきましたが、「やっぱり自分でやっても上手くいかない」という方や「そもそも撮影する時間がない」という方もいるでしょう。
そんな時は、オンライン商品撮影サービス
「TORUN」がおすすめ。TORUNは、売上につながるような高品質な写真を低価格で提供しています。気になる方は、ぜひお気軽に
無料見積もりをご依頼ください!
▼TORUNの紹介動画
関連ウェビナー